中受のGHG

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首都圏の中学受験、公立中高一貫校の受検、勉強法、国語、社会についてのブログ

入試直前の社会の勉強法ー無駄な暗記にならないためにー

中学入試まであとおよそ1ヶ月。

いよいよ大詰めとなったこの時期に、社会科でやることと言えば、もちろん暗記の追い込みですが、ただむやみに用語ばかりを覚え直せばいいというものではありません。

効率よく点を積み増すためには、正確な現状把握と弱点を踏まえたスケジューリングが欠かせません。

 

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同じ教材を使い倒す

 

まず、大原則として、「一冊の教材を使い倒す」ことです。この時期、点が伸びないからといって闇雲にテキスト類を買うのは避けましょう。真っ白な教材の山は、「終わらない」プレッシャーばかりを増幅するだけで、有益なことは何もありません。

 

使い倒すのは、一問一答形式のなるべく薄い問題集が良いです。社会というのはもともと知識量が多いですから、全てを完璧に覚えることは不可能です。

しかし、いわゆる最難関と呼ばれる学校を除いて、各校の平均的な合格ラインである6割〜7割くらいの得点が取れる知識量は、さほど多いものではありません。いわゆる「よくでる」問題を、すらすら出てくるようになるまで繰り返しやったほうが、確実に短期間で点数を伸ばすことができます。

そこで、今まで塾で取り組んできた問題集を一冊選び(ほとんどの塾では「この一冊」というのを指定しているでしょうが)、間違えた問題に印をつけながら取り組んでいきます。

一回間違えても気に病まずこだわり過ぎず、スイスイやりましょう。一問一問に関わる時間を短くしても、その分取り組むスパンを短くし、短期間に何度も当たるようにしたほうが効果が高くなります。

100ページくらいの冊子でしたら、1日10ページ。10日で一冊回すくらいのペースが最適です。入試までに3回廻すことができれば、ほとんど全ての問題が潰せるでしょう。

 

 

基本テキストの読み込み

 

ほぼすべての知識問題において、「難問」と呼ばれるのは、知識同士の関連性を問う問題です。 いかに易しい知識でも、問題を見せる角度が少しでも変わると、その問題の難度は急上昇します。

例えば、次の問題

Q1.天皇中心の国作りを行い、遣隋使を送った人物はだれか。

Q2.中央集権制の確立を目指し、また強大になりつつあった中国の王朝と対等な関係を築こうとした人物はだれか。

 

どちらも答えは「聖徳太子」です。Q1では、「天皇中心」や「遣隋使」といったキーワードが入っていて、ほとんど誰でも分かる易しい問題ですがQ2になるとおそらく正答率は3割を切るぐらいの問題になるでしょう。

 

このように、様々な角度からの出題に対応できるようにするには、どのような勉強をすればいいでしょうか。おそらく最も効果の高い勉強法は、「参考書を片手にまとめノートを作ること」でしょうが、入試直前期にやるには時間がかかりすぎる方法と言わざるをえません。効果は高いでしょうが、かかる時間が膨大で、結果としてコスパは悪くなります。

 

そこで、「テキストを読み込む」という勉強法をお勧めしたいと思います。塾で扱っているもっとも基本的なテキストで構いません。授業で習ったものを、もう一度隅から隅まで目を通してみるのです。塾の授業では、教師の説明を聞き、板書を写し、さまざまなことをやりながらテキストを見ます。当然、テキストの文面に100パーセント集中することなどできません。しかし、テキストは、それだけで完結するストーリーと十分な情報量を持っています。それをもう一度追いかけることで、覚えこんだ用語の間を埋める「関連性」を作ることができます。

そして、テキストを読むだけならベッドの中ででもできます。勉強に疲れたとき、ちょっと雑誌感覚で、というわけにはいかないかもしれませんが、息抜きの片手に歴史のテキストをざっと眺めるだけで、今までに気づかなかった関連性が見えてくるでしょう。

 

 

教科書を読み込むことの重要性

 最後に付け足しておきたいのは、「学校の教科書の重要性」です。

意外と認識されていませんが、上位校になるほど学校の教科書からの出題は多いものです。教科書の「研究」などと題されたページには、よくまとまった興味深い記事やコラムが満載です。学校側は入試問題を作成するとき、当然小学校の教科書を参照します。

「初心に帰る」ことと「狙われやすい情報の発見」の両立、それが「教科書を読む」という勉強法の利点です。

 

のこり1ヶ月、社会は中学入試においては「守りの教科」です。もっとも差がつきにくい教科ですが、だからこそきっちり点を積む必要があります。上位校ほど社会が弱いことのビハインドは大きくなるものです。上の学習法を参考に、守備力強化に取り組んでください。

  

 

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入試直前の国語の勉強法 ー残り1ヶ月で5点を積み増すための方法論ー

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中学入試直前期、国語はどうやって勉強するものでしょうか。

ともすれば、最後の追い込みの時期。理科や社会の暗記の追い込み、算数の課題に追われて、国語の読解などはついついおろそかになってしまうものです。

確かに、読解力はすべての学習の基礎で、一朝一夕にできあがるものではありません。たがら直前1ヶ月あたりでどう足掻いても、目に見える効果が出るものではありません。

しかし、そうは言っても入試の1教科です。傾斜配点のある学校では、理社よりも配点が高いところも多い。おろそかにできる部分ではありません。

では、あと1ヶ月の勉強の中で、どうすれば効果的に取り組めるでしょうか。

他の教科の足を引っ張らずに、本番であと5点を積み増す方法を提案します。

 

 点がブレにくくなる初動の確認

 

読解問題に当たる時に、重要になるのが「初動」です。まず何から手をつけるのか、それをしっかりとルーチン化するだけで、大きく失点する可能性を減らすことができます。

有効な初動にはいくつも方法論がありますが、ここでは入試直前期から修正しても効果の出やすいものだけを紹介します。

 

読み始める前に、まず文章の全容をつかむ

  • 小説なのか評論なのか。
  • 小説ならば主人公や登場人物はどんな属性(子供又は大人など)なのか。
  • 評論ならば大体のテーマ(冒頭に繰り返し登場する言葉)
  • 文章の長さ(自分の読書スピードで読み切れるかどうか)
  • 傍線部の引かれている位置(文章のどの辺りを注意して読むかの目星をつける)
  • 文章の最後に出典が表示されているか。出典、つまり文章のもともとの書名が分かれば、大体のテーマが推測しやすくなります。

 

問の構成をつかむ
  • 問は何問あるのか。(問の数が多い大問ほど読む時間に対する配点が高い)
  • 読みながら解く問題と読み終わった後に解く問題の目星をつける
  • 時間のかかりそうな問題に印をつける。(言い換えを求める抜き出しはトラップである可能性が高い)

 

読み始め方に注意

入試問題となると、どうしても時間との戦いになります。制限時間内にできるだけ全問解き切りたい。

その一心で文章に当たると、どうしても気が焦って冒頭部分を読み飛ばしてしまうことになります。

しかしどのような文章も冒頭に大切な事が書いてあります。小説ならば登場人物のそれぞれの立場や人物同士の関係、場面設定などです。ここをきちんとおさえないと、後の部分をいくら読んでも内容がさっぱり頭に入りません。ですから、文章の冒頭を、あえて時間をかけてゆっくり読むのです。

 

正答率アップに効く設問への当たり方

 

設問に取り組む時に、必ず最大限の注意を払わねばならないのが設問文です。

 

例)

問三  傍線部①「その問題の解決が難しい」とありますが、どういうことですか。六十字以内で答えなさい。

  

たとえば、上のような設問があったとします。設問文というのは、大抵はこういう構成をしているものです。

  • 第一部 傍線部の提示(傍線部①〜)
  • 第二部 課題の提示(どういう〜)
  • 第三部 条件の提示(六十字〜)

ここで重要なのは、第二部の課題の提示部分です。

「どういうことですか」と聞かれた時は、「詳しく言い換えなさい」という意味なので、傍線部近辺から具体的説明の部分を探すという作業を要求しているのです。そして、「こと」で聞かれているので、答えの最後に「こと。」をつけよ、という意味でもあります。

 

このように、設問文は解答の方向性、形式の全てを指示していると共に、解答に至る最大のヒントを提示しているのです。ここをもう少し注意して見るようにするだけで、解答の精度は全く違ってくるはずです。

 

直前期の優先順位と勉強法

 上のような方法論を確認しながら、少しずつでも必ず1日のどこかで読解問題を解くようにしてください。時間が取れないときは、30分でもかまいません。文章の読み取りは多分に感覚的なものであり、習慣によって感覚が強化されるからです。逆に言えば、感覚とは使わなければ鈍化するスピードが速いのです。

 

何をやるか

最も優先的に取り組んで欲しいのは、塾で解いた問題です。塾で解き、解説授業を受けた問題は、塾の教師による解き方が記憶とノートに残されています。

ノートを見ながら解き方を頭の中で再現してください。とくにノートにまとめ直す必要はありません。ただ、「この問題の時はここをまず見て、ここに線を引き、こう検討した」という手順を思い返します。その後に、同じ問題をもう一度解きます。自分が間違えた問題だけでなく、トータルでもう一度です。読解問題というのは、理解度が低い状態でも正解を出せてしまう時があります。正解した問題だからこそ、完全な理解のもとでもういちど解き方を再現しましょう。

 

過去問について

 過去問は重要ではありますが、過去問だけにとらわれてしまうのは危険です。

なぜなら、過去問は当然ながら二度と出ない問題であり、その解き方だけに精通してしまっては、応用力がつかず元も子もなくなるからです。

過去問はあくまでも傾向の把握のための教材に止め、あまり拘泥しないことです。

復習するとしたら、塾の教師などに質問して解き方がわかった問題に限定してやるべきです。要するに、教師の助けがなくても自分だけでその解き方を再現できるかどうかやってみるのです。

 

 

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三大塾の入試動向分析からいろいろ邪推してみる

リセマム掲載の四谷、サピックス日能研の来春中学受験動向についてのインタビュー記事を読み返しています。

各塾の担当者が言っていることの共通点や相違点をチェックしてみて、何か見えてこないかを確かめてみたいと思いました。

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 各塾の言及を比較

1月入試について

サピックス

東大合格実績の急上昇を受け、渋谷幕張の人気が高い。東邦大東邦の推薦入試の新設も注目。

四谷大塚

専修大松戸の人気アップ。大学付属ながら他大学への進学実績が好調で、評価が高まってきている。合不合テストの動向から、渋谷幕張の人気が高い。

日能研

特定の学校名については言及なし

 

2月入試・男子について

サピックス

麻布、武蔵の人気が高まる。両校の行ってきた思考力重視の教育、本物志向の授業は、以前は大学入試に適合しないと評価が低かったが、大学入試改革の情報が広まり、むしろ時代が両校に追いついてきたと言える。

四谷大塚

2月1日、3日の早稲田、海城の人気が高まっている。早稲田は東大実績の伸びが評価され、付属校というよりも進学校としての教育が注目を集める。武蔵、麻布、早大学院の人気も高い。

日能研

麻布、武蔵の志願者が増えている。もともとの質の高い教育に加え、発信力が高まっていることが要因。

 

2月入試・女子について

サピックス

共学志向が高まり、大学付属校への志望増。渋谷渋谷、渋谷幕張への志望も増えた。桜蔭、女子学院、雙葉は微増。面倒見の手厚い豊島岡の人気が高まる。

四谷大塚

鷗友学園、女子学院、吉祥女子、雙葉、立教女学院の人気が高い。

日能研

鷗友学園、吉祥女子、洗足学園の勢いが強く、豊島岡とともに女子御三家に接近してきている。富士見・田園調布学園・山脇学園も、アクティブラーニングを取り入れた授業が評価を集めている。

 

2月入試・共学校について

サピックス

特にMARCH系付属校への人気が高い。大学との密な連携や、系列校への推薦権をもったまま他の国公立大を受験できるなどのメリットが高評価。芝浦工大は共学化や算国理の三教科受験が、理系志向の高い受験生に注目されている。

四谷大塚

渋谷渋谷の人気が上昇。広尾学園は、グローバル教育やICT教育など、最先端の教育環境が評価され、特に注目に値する。1日の本命校を蹴って進学する生徒も増えてきている。豊洲に新校舎が落成する芝浦工大も、付属校でありながら進学校としての実績が高く人気が出ている。

日能研

広尾学園、開智日本橋、三田国際、安田学園の志願者が増えている。

公立中高一貫校について

サピックス

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高附属の開校は注目。大学並みの研究施設、最先端の理系教育を受けられるメリットは高い。海外研修の充実している小石川、アクティブラーニングを取り入れたオールイングリッシュの授業を行う千葉県立東葛飾も質が高い授業を行っている。

四谷大塚

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高附属の開校は注目。

日能研

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高附属は、浅野と日程が重なるため、影響は限定的と見る。

 

まとめ

1月入試について最も言及が多かったのはサピックスでした。渋幕だけでなく、東葛飾についても教育の中身にまで言及し、高く評価していることが読み取れます。サピックスはこれまで公立中高一貫校にはそれほど関心を示していませんでしたが、いよいよこの方面にも手を伸ばすのでしょうか。

男子校については、「麻布」「武蔵」に話題が集中しています。武蔵は5年ほど前から広報活動に力を入れ始めたと聞いています。

女子は、鷗友、吉祥女子、洗足が話題の中心でした。この3校の人気の高まりはここ数年に始まったことではありません。女子校はサンデーシフトでもなければ注目校が2月1日に集中してしまうのがこれまでの流れでしたが、この3校が頂点校の一角に連なってくれることで、女子の選択肢が広がり、受験の幅が広がっているのは良いことだと思います。

共学校では、一つはもちろん大学付属校の人気が再燃していること。大学入試改革をひかえ、どうなるかわからない入試を不安視した層が多いと説明されることが多いです。不透明な制度変更に振り回されるよりは、中学の段階で進路を決めてしまい、あとはのびのび自分のやりたい活動をさせてやりたい、というのはもっともなことだと思います。

もうひとつは、「共学化して生まれ変わった学校たち」です。広尾学園に始まり、三田国際、開智日本橋などが名を連ねています。もともとは受け皿的な意味合いの強い女子校でしたが、先進的な教育をとことん追求して、とにかく良い教育を子どもたちに与えようという気迫が、矢継ぎ早の学校改革から伝わってきます。そういったところも人気の秘密でしょう。

塾というのは本来、受験のトレンドを左右する機能を持った機関ではありませんが、保護者や受験生の最も近くで対応する窓口になっているという性質上、最も受験動向に鋭敏なアンテナを張っていると言えます。

 

読み取れる2017年首都圏中学入試のキーワード

  • 渋幕の躍進
  • 公立中高一貫校のブランド力高まる
  • 麻布、武蔵人気の高まり
  • 鷗友、吉祥女子、洗足の頂点校入り
  • 大学付属人気の再燃

 

 

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模試か入試か 首都圏会場入試のメリットと利用法

中学入試の前哨戦というのか、はたまた最後の模擬試験というのか、人によって位置づけは異なりますが、受験の一幕としてすっかり定着した感のある首都圏会場入試です。

 

首都圏会場入試一覧(抜粋)

 

学校名・所在地 出願期間 試験日 合格発表日 会場
佐久長聖(長野) 12/12〜30 ①1/9②1/10 ①1/12②1/13 慶応大三田キャンパス
土佐塾(高知) 12/1〜28 1/8 1/11 早稲田大早稲田キャンパス
秀光中等(宮城)

12/1~1/5

1/9 1/11 青山学院大青山キャンパス
長崎日大(長崎) 12/8~1/5 1/8 1/12

日大理工学部御茶ノ水

日大生物資源工学部(藤沢)

函館白百合(北海道) 12/12〜26 1/8 1/11 TKP市ヶ谷ビル
北嶺(北海道)

12/1~19

1/8 1/11 TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
宮崎日大(宮崎)

12/1~1/7

1/9 1/11

日大文理学部(下高井戸)

日大経済学部(水道橋)

長野県の「佐久長聖」や高知県の「土佐塾」が、首都圏会場入試のパイオニアとして有名ですが、近年多くの学校が進出してきています。

寮のある学校は全国規模で生徒募集を行えるため、人口の多い首都圏や近畿、名古屋圏を主戦場にして、「お試し受験競争」を繰り広げるわけです。それらの学校は、ほぼほぼが大学の大教室などの会場を借りて行うため、「会場入試」と呼びならわされています。

 

首都圏会場入試の利用法

 

出願の便利さ

上の一覧にもあるように、もうそろそろ出願が始まる時期です。web出願採用校が増え、大変便利になりました。受けたいと思ったら、アマゾンで買い物をするノリでポチッとすればいいだけです。

このあたり、中学受験界の熾烈な競争原理に思いを馳せざるをえません。

 

1月受験校の選択肢として

東京や神奈川在住の方は、3人に2人は2月1日に第一志望校があると思います。残りの方は2月2日でしょう。

人生で初めての受験が第一志望校というのは、大変に過酷な現実です。

受験というものがどういうものかわからないまま、ひたすらに勉強に励み、いざ受験、となったら、緊張して力を発揮できなかった、ということはままあるものです。

そういうかわいそうな事態を避けるために、1月に入試を受けておく、ということが古くから行われてきました。

その1つめの選択肢が、埼玉や千葉の入試、もうひとつがこの「首都圏会場入試」です。

ここで、2つのメリット、デメリットを紹介します。

 

埼玉・千葉の入試

メリット:地元の生徒も勿論多数受けに来るため、ガチンコの勝負になる。そのため、より本番らしい入試が体験できる。

デメリット:メリットの裏返しで、不合格になる可能性も比較的高い。これで不合格になって自信を失った場合、第一志望校の入試までに回復可能かどうかの見通しが難しくなる。

 

首都圏会場入試

メリット:一定の点数をクリアすれば合格するというシステムが多い(大体は得点率50%ほど)ため、合否が読み易い。また、実際の得点や順位を通知してくれる学校が多いため、模擬試験的な利用もできる。

デメリット:これも裏返しで、不合格になる可能性が低いため、緊張感が生まれにくい。

 

以上から、受験生の性格や状態によって使い分ける方法が良いでしょう。自信がなく、緊張し易い場合は、会場入試がおすすめで、慢心してしまいやすい場合は、ある程度本番の雰囲気を味わせるため、埼玉・千葉の入試で勝負させるのが良いと思います。 

 

そして、そもそも1月入試を受けるべきかどうかということですが、受験した場合のメリット・デメリットを勘案した上で、お子さんに最適な方法を選んでいただきたいと思います。どちらが正解とは一概に言いにくいものがあります。1月を受けておいたから、第一志望で緊張しないなんてことはありませんし、逆もまた言い切れないことです。

よくある不安としては、「入試の直前期に人が集まる場所に行って、インフルエンザのリスクをみすみす高めてしまうのはどうか」ということがあるかと思います。

確かに、そのリスクは否定できません。もちろん、入試に行かなくとも学校や塾、家庭でもそのリスクはあるわけですが。大切なのは、予防注射を打つ、マスクを常につけ、うがい、手洗いをこまめにし、栄養と睡眠をしっかり取って抵抗力をつけることです。

 

 

首都圏会場入試をめぐって 

近年のこういった、いわゆる「首都圏会場入試」は、いろいろと賛否両論があります。

たとえ受験して合格したとしても、合格者のほとんどが進学しないため、名実ともに「お試し」になってしまっており、入試の緊張感を経験しておくという意味での「お試し」なのに、その意味があるのだろうかという疑問。

また、そういう事情を見越した上でも首都圏会場入試をやり続ける学校の目的は、たんなる受験料稼ぎに過ぎないのではないかという疑念。

しかしながら、ある程度の高めの確率で合格を取ることができるため、人生で初めての入試というものを失敗させたくない保護者や受験生の周りの大人たちにとって、入試戦略上たいへん便利であるには変わりないという事情。

 

「受験料稼ぎ」というのは、それはないことはないでしょうが、それだけで学校の意図を決めつけてしまうのは大変失礼なことです。入試というのは問題を作るだけで大変な労力ですし、それを本校から遠く離れた会場で実施し、採点し、という運営まで行うとすると莫大な費用と手間がかかることは想像に難くないことです。受験料収入(会場入試のほとんどは万〜1万5000円程度)でトントンか、ヘタをすれば赤字なんではないかと推測できます。

ではなぜそこまでして首都圏会場入試を行うのか。それは、優秀な生徒が欲しいからに他なりません。

日本の人口の1割は東京都に住んでいますし、3分の1は首都圏に、過半数が首都圏か近畿圏か名古屋圏に住んでいます。ということは、優秀な生徒の半分はそこに住んでいることになります。

会場入試を行う学校のほとんどは、地元で公立頂点校と熾烈な争いを繰り広げています。地元からは優秀な生徒がもう集まらないという危機感こそが、首都圏会場入試を支えているのです。

ですから、会場入試を行う学校は本気で生徒を集めに来ているのです。私たちはそれを承知して、入試に相対せねばなりません。

 

ひとつだけ言えるのは、入試直前期の1月、子供は緊張し、常に肩に力が入っている状態です。毎日家と塾を往復して、最後の一押しとばかりの猛勉強に追いまくられる日々です。そこに、会場入試というのは、受験といえども一種のイベントで、特に合格を勝ち取れば、ずいぶん嬉しそうな顔をするものです。

 

 

 

 

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千葉県立千葉中・東葛飾中一次検査を終えて

データから

 

12月10日、千葉県12月入試のもう一つの山場、県立千葉中と県立東葛飾中の一時検査が行われました。

入試に先立って県教委が発表したデータでは、

 

志願者数

県立千葉中:770名(男子415名、女子355名)

 2016年度:793名(男子426名、女子367名)

 

県立東葛飾中:956名(男子493名、女子463名)

 2016年度:1157名(男子585名、女子572名)

 

 

両校とも千葉県教委の管理の下、同じ募集要項、同じ適性検査問題で行われます。

募集人数は各校男女80名。男女同数を基本とする旨記載がありますので、男子40名女子40名となります。

一次検査では、二次検査の倍率が4.0倍になるように人数を絞りますので、1次検査通過人数を各校男女160名とすると、

 

県立千葉中:男子2.59倍(2.66倍) 女子2.22倍(2.29倍)

県立東葛飾中:男子3.08倍(3.66倍) 女子2.89倍(3.58倍)

※カッコ内は2016年度

 

 

となり、ともに2016年度入試の倍率を下回ることになりました。

特に東葛飾中の志願者減は大きく、第1回目の入試であった2016年度がたいへんな高倍率だったことから、敬遠者が多く出たことが原因かと思われます。

これまでも公立中高一貫校が開校すると、1年目は数多くの志願者を集めてたいへんな難関になるのが常で、2年目以降から落ちつき始めるようになります。東葛飾も同様の流れとして、だからと言って入りやすくなったとはまったく言えないのが実情です。なぜなら昨年の高倍率を見て敬遠した層は、その多くがチャレンジ層であると考えられ、したがって合否を争う実力を持った層は全く減っていないと見ることができるからです。

 

余談ですが、2017年度は神奈川の横浜市立横浜サイエンスフロンティア高附属が開校します。横浜市内在住の生徒しか受験できませんが、今年注目の学校です。

 

適性検査問題について

 

一次検査は二次検査よりも難易度としては下がる傾向にありますが、それでも公立中高一貫校の適性検査問題としては、全国でも指折りの難しさです。

今年の問題も昨年度までと傾向としては変わりなく、問題構成、問題量、記述の方向性などはおおむね変わっていないと思います。

 

一次検査の全体的な傾向をまとめますと、

 

  • Ⅰ−1は資料分析中心の「社会科」的な問題。
  • Ⅰ−2は理科的な問題と算数的な問題。
  • 割合の計算を大量にさせる。計算としては単純な割り算だが、桁が大きくミスをしやすい。大量のデータの中で、与えられた指示を注意深く読み、どの数字とどの数字を計算するのかを冷静に見極める必要がある。
  • 記述問題の出題数が多く、各問いの字数も多い。
  • 記述で求められるのは、他県の問題のような資料の分析だけでなく、そこからの抽象化や背景知識との関連付け、それらを総合した自分の意見の要求がある
  • 他県の問題のような「問題を読めば解き方が自ずとわかる」問題ではなく、ある程度の受験知識や技能が要求される。

 

 

と言った具合で、一言で言えば、45分の制限時間では、普通にやったのでは解き切ることが難しい問題です。ですから、解けない問題は早々に見切りをつけて、得点しやすい問題を素早く見極めることが必要となります。

 

今年の問題は、算数がそれほど難しくなかったと思います。中には難しい問題もありますが、時間さえあれば、さほど高度な算数的能力が必要とされることもなく、さりとて思考の飛躍が必要となる問題でもありませんでした。

二次元バーコードを題材にした、二進数を絡めたような問題ですが、何年か前に東京都立で同様の問題が流行したと思います。それらをやり込んでいった生徒にとっては、特に易しく感じたかもしれません。

 

ただ、自分としては、千葉中、東葛中だけでなく公立中高一貫校の適性検査の最も手堅い攻略法は、「理社で勝つ」ということだと思います。

算数は難易度が高いと、手も足も出ないことがあり、そういう意味では算数に賭けるのはギャンブル性が高くおすすめできません。しかし、理科社会の記述を始めとする問題は、実は最も得点しやすい分野なのです。ある程度の基礎知識をおさえれば、出てくる分野はそれほど広いわけではありません。社会はほぼ地理に限定されますし、理科もほとんど出ない単元もあります。そして、記述は適切に訓練すれば誰でも書けるようになります。

したがって、算数で2割でも理社で5割の得点を取れば、合計7割で合否ラインを超えられる。それが王道の受かり方だと思います。

 

まとめと二次にむけて

 

一次検査のポイントは、

  • 短時間でいかに解ける問題を選ぶことができるかの「目」
  • 記述問題を落とさない表現力
  • 割合の計算を正確にやりきる計算力

でした。いずれも訓練で身に付けられるものですので、努力を積んだ受験生に有利だといえるでしょう。

 

二次検査は、理系の問題の難易度が格段に上がり、さらにリスニングを絡めた作文問題があります。ここでも、作文をはじめ文系の記述でいかに書ききることができるかが勝負だと思います。

 

そのため、文章を聞いて内容を把握する訓練をすることが重要です。お家の人が新聞のコラムなどを読んで聞かせ、内容を要約させる等が良いと思います。読むスピードは、やや早口のニュースぐらいがちょうど良いです。それと、同じく文章を読んで内容を把握する訓練、要約する訓練を多めにしていくと良いと思います。

 

 

 

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これだけはおさえたい時事問題 2017中学入試その2

前回は最重要として参議院議員選挙をとりあげましたが、今回は「リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピック」、「オバマ大統領の広島訪問と伊勢志摩サミット」他です。

 

リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピック

オリンピックそのものの歴史や意義ももちろんですが、開催都市の地理的特徴や日本との関係などが出題されることの多いところです。

 

・リオオリンピックの意義など

 

南アメリカ大陸で初めて開催されたオリンピック、パラリンピック大会だった。

(大陸別の開催数では、ヨーロッパが最も多く30回、アフリカは未だ0回)

 

難民選手団」が初めて結成された大会であり、内戦や弾圧のために国の代表として出場できない選手たちが参加、活躍した。

 

・ブラジルの地理的特徴

 

面積は851万平方キロメートルで、世界第5位。日本の約22倍の大きさ。

(1位から、ロシア、カナダ、アメリカ、中国、ブラジル。日本は世界第61位)

南アメリカ大陸では、もちろん最大の国。

 

人口は約2億人で世界第5位

(1位から、中国、インド、アメリカ、インドネシア、ブラジル。日本は世界第10位)

 

ポルトガル語公用語(かつてポルトガルに植民地として支配されていた。ちなみに、南アメリカ大陸の他の国々はほぼスペイン語圏)

 

首都はブラジリアだが、最大の都市はサンパウロリオデジャネイロは人口第2位の都市である。

 

国土の北半分はアマゾン川流域の熱帯雨林に覆われ、最南部以外は熱帯の気候である。一方、森林伐採などの影響で熱帯雨林の減少が続き、地球環境に多大な影響を与えていると警告されている。

 

コーヒー豆の栽培がさかんで、生産量は世界第1位。(2位はベトナム、3位はインドネシア

 

リオデジャネイロは南緯22度、西経43度。ほぼ日本の真裏にあり、西経45度とすると時差は12時間南半球にあるため、季節は北半球と逆である。

(日本からの時差を計算する場合は、日本の時刻から12時間戻す)

 

2000年代には「BRICS」の一角を占める、経済成長の著しい新興国とされた。

BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国。のちに南アフリカを入れて言われるようになる、新興の経済発展国のこと。)

近年は経済危機が続き、失業率が上昇している。

 

・日本との関係

 

日本はブラジルから鉄鉱石、コーヒー豆を主に輸入しており、鉄鉱石は第2位の輸入先となっている。(1位はオーストラリア)

 

ブラジルにはかつて日本から移り住んだ人々(日系人)が多く住んでいる。

一方、ブラジルから日本に移り住んで来た人も多く、特に群馬県大泉町はブラジル出身の人が多いことで有名。

 

アメリカ オバマ大統領の広島訪問と伊勢志摩サミット

 

 アメリカのバラク・オバマ大統領が、5月末の伊勢志摩サミット後に広島を訪問しました。現職のアメリカ大統領としては歴史上初めてのことで、「核なき世界の実現を追求する勇気を持たなければならない」と訴えました。

 

広島関連

原爆投下の年月日は、広島(1945年8月6日)、長崎(1945年8月9日)です。

広島の爆心地近くにある「原爆ドーム」は、戦争の悲惨さを後の世に訴え続けるための「負の遺産」として世界文化遺産に登録されています。

 

核兵器関連

戦後、アメリカとソ連を中心とした冷戦下で、核兵器の開発競争が進み、1954年、アメリカが太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験により、日本の漁船「第五福竜丸」が被ばくしました。

 

その後、全世界で「原水爆禁止運動」が高まり、大気圏内と宇宙空間、水中での核爆発を含む核実験を禁止する「部分的核実験禁止条約」、核兵器保有国を増やさないようにする「核拡散防止条約(NPT)」が調印されました。

 

1972年、当時の佐藤栄作首相は、「核兵器を持たない、作らない、持ち込ませない」という非核三原則を宣言し、後にノーベル平和賞を受賞しました。

 

現在の核兵器保有国は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアで、これらは国連安全保障理事会常任理事国です。(アフロ注意!と覚えるといいでしょう)これに、インド、パキスタン北朝鮮が保有を宣言しています。

 

オバマ大統領は就任直後に「核なき世界を目指す」と演説しており、ノーベル平和賞を受賞しました。

 

伊勢志摩サミット関連

 

開催地は三重県志摩半島にある「賢島(かしこじま)」で開催されました。

サミット参加国は、以前までカナダ、ドイツ、日本、イギリス、イタリア、アメリカ、フランス、ロシアでした。各国の頭文字を取って、「カドニイイアフロ(角に良いアフロ)」と覚えると便利でしたが、現在はロシアがウクライナ問題で不参加になり、EUの代表が参加しています。

サミットは、「主要国首脳会議」といい、先進国のリーダーが年に1回集まって、世界の問題について話し合うというものです。

 

国立西洋美術館世界文化遺産に登録

 

東京・上野にある国立西洋美術館は、フランス人建築家「ル・コルビジェ」の建築作品の一環として、フランスやスイスなど7カ国に及ぶ建築とともに世界文化遺産に登録されました。

世界遺産の登録を行う機関はユネスコ国連教育科学文化機関)で、本部はフランスのパリにあります。

 

大隈良典さんがノーベル医学生理学賞を受賞

 

大隈さんの受賞理由は、「オートファジーのしくみ」。細胞が死ぬ時に、細胞自身のタンパク質をリサイクルするしくみのことです。

 

イギリスがEU離脱

 

イギリスがEU(ヨーロッパ連合から離脱するかどうかを問う国民投票を実施し、投票の結果、離脱が残留を上回り、離脱が決定しました。

残留を主張していたキャメロン首相は辞任し、代わって女性のメイ首相が就任。

EU離脱の主な理由は、ギリシャの経済危機に端を発する経済問題と、国境を越えて流入する難民・移民問題だと言われています。

 

 

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これだけはおさえたい時事問題 2017中学入試その1

出題されやすいテーマは

中学入試で狙われやすい時事問題というのは、小学生の既習事項と関連があり、かつ政治・文化の上で重要な出来事であることが多く、突発的な事件や経済関連のニュースはあまり取り上げられない傾向があります。したがって、もっともよく出そうなトピックは以下の通りになるでしょう。

 

 

中学の入試問題は、10月ごろには完成しているというのがこれまでの定説でした。ですから、最後のアメリカ合衆国大統領選挙などは11月に行われたもので、入試問題には反映できないのではとも思えます。しかし、近年その定説を覆し、11月どころか12月のニュースまで出題するような学校も出てきました。念のため基礎事項だけでも押さえておいたほうが良いと思います。

 

参議院議員選挙

今年7月に行われた参議院議員選挙がもっとも重要なトピックでしょう。

与党(自民党公明党)が改選議席の過半数の61議席を上回ったという選挙結果はもちろん、周辺の派生事項も合わせて問われることが多いので、まとめて押さえておきます。

 

まずは基本事項の確認

 

 

 

ステップアップ

・選挙権の歴史

 明治(1889年)・15円以上の国税を収める満25歳以上の男子有権者は人口の1.1パーセント。

 大正(1925年)・25歳以上の男子は納税額にかかわらず投票できる「普通選挙」が施行・有権者は人口の20パーセント。

 昭和(1945年)・婦人参政権が認められ20歳以上の男女に・有権者は人口の49パーセント。

 

参議院の「選挙区」

基本的には各都道府県を一つの区とするが、一票の格差」を是正するため、今回から人口の少ない都道府県を合わせて1つの選挙区にする「合区」が行われた。

合区が行われたのは高知と徳島、鳥取と島根。

 

 

さらに深く

・日本の国会は衆議院参議院二院制を採っている理由

一つの議院のみで決めた場合、議論が偏ってしまう恐れがあるため、様々な意見を慎重に審議するために定められている。

 

・選挙権が与えられる年齢が18歳に引き下げられた理由

若者の政治離れが深刻で、投票率が低いので、比較的投票率が高い高齢者の意見が国政に反映されやすい。若者の政治への関心を高め、多様な年齢層の意見が国の政治に届くようにするため、選挙権が与えられる年齢が引き下げられた。

ちなみに、今回の投票率は全体で54.7パーセント。18歳では51.17パーセント、19歳は39.66パーセントで、若者の投票率が高まったとは言えない結果だった。

 

衆議院議員選挙も併せて確認

 

 

 

選挙制度についてさらにくわしく

候補者個人に投票するような仕組みを「選挙区制」と良います。比較的大きな区割りで、1つの選挙区から2人以上の当選者があるのが「大選挙区」または「中選挙区」。1つの選挙区から1人しか当選しないのが「小選挙区」です。

衆議院議員選挙は「小選挙区」です。一方参議院議員選挙では、「大」も「小」もつけず単に「選挙区」といいます。これは、都道府県を1つの選挙区とし、人口によって1人ないしそれ以上の当選となるからです。選挙区の規模がそれぞれ異なるから、「大」とか「小」とかつけられないんですね。

比例代表は基本的には政党に投票するシステムで、得票数に応じて各政党から当選者がでるようになっています。

政党は、「自分のところの党からこういう人を出しますよ」という名簿を事前に用意しています。

衆議院議員選挙の場合、名簿の順位があらかじめ決まっていて、たとえばA党は10人当選、となったらA党の名簿の1位から10位の人が当選し、11位以下の人は残念、となります。これを「拘束名簿式」といいます。

参議院議員選挙の場合は、名簿の順位は決まっていません。代わりに、名簿に載っている候補者個人の名前を書いて投票しても良いことになっていて、票が多かった人から順に当選していく仕組みです。これを「非拘束名簿式」と言います。

この違いはしっかり押さえておきましょう。

 

参議院議員選挙だけでかなり長文になってしまいましたので、残りは明日以降の記事でアップしていきます。

 

 

 

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